『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

2019年1月まで更新していた、はてなダイアリー『妄言師@無銘の銘柄.jp』を保管しています。

文学・読書

ソニー 『Reader』一歩前進

ソフトウェアの更新があり、EPUB3形式の表示が改善されたとのこと。これに合はせてか配信を見送られてきた新潮文庫の作品が大量に配信された。 また文藝春秋からは司馬遼太郎『燃えよ剣』が配信された。昨年の今ごろに『竜馬がゆく』が配信されたが、もつと…

村上春樹の新作短篇集が発売

中頓別町は別の名前に差し替へられたとのこと。

小説家のガブリエル・ガルシア・マルケス、死去

http://www.yomiuri.co.jp/obit/20140418-OYT1T50144.html?from=ytop_ylist 代表作『百年の孤独』はいつか読みたいと思ひながら、なかなか手が出せない。電子化されたら読みたいが・・・。 合掌。

2014年本屋大賞・和田竜著『村上海賊の娘』

http://sankei.jp.msn.com/life/news/140408/bks14040819520001-n1.htm 売りたい本を選ぶのが賞の趣旨だつたのに、売れてゐる本が選ばれる皮肉(w

井出洋介監修『マンガでわかる!東大式麻雀入門』

『咲 -Saki-』を契機として*1麻雀を改めて勉強してみたくなつた*2。 Amazonにて “麻雀入門” で検索したら先頭に出てきたのがこの本。レビューも多いので、またAmazonお急ぎ便が復活してゐたので注文した。 あがり役のリーチとメンゼンツモとの違ひが分からず…

池波正太郎『真田太平記』

新田次郎の『武田信玄』『武田勝頼』を読んだとき、魅力的な武将に出会つた。信玄をして“我が眼”と言はしめた真田昌幸である。武田家滅亡後の昌幸が気になつて読み始めた。全12巻と長大ではあるが、『剣客商売』を読んだことがあるので池波の文体の読みやす…

村上春樹の小説、中頓別町議が終息宣言

単行本化の際は別の名前にすると云ふことだが、どうせなら微妙に似た名前にして欲しい。たとへば “中別頓町” とか(w 小説にケチを付けておいて、町に来て欲しいなどとよく言へたものだ。恥知らず。

村上春樹の短篇小説に、中頓別町議が質問状

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/02/07/kiji/K20140207007538540.html たかがフィクションに目くじら立てるなんて、中頓別町の人たちは狭量だなあ。 そんなこと言つたら、夏目漱石の『坊つちやん』なんて発禁ものだゾ(w 追記。村上さんが見解…

ソニー、北米の『Reader Store』撤退へ

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140207_634330.html 日本ではサーヴィスの拡充が発表されたばかりだけど大丈夫? 仮に日本でも撤退をする場合は『kobo』ではなく、せめて『BookLive!』に引き受けて欲しいものだ。

まもなく発表、第150回芥川賞

いとうせいこうさんが受賞すると思ふ。タレントとして顔が知られてゐる人に与へれば、150回の節目としては話題になるだらうし。 追記。小山田浩子さんの『穴』が受賞。妄言師の予想、大ハヅレ!

岩波文庫から『文語訳 新約聖書』来月発売へ

Amazonによると800ページにおよぶ。手元にある堀口大學『月下の一群』がおよそ660ページ、これよりも厚くなるのか・・・・・・電子化してくれたらイイナ!*1 *1:岩波文庫はもつと速いペースで電子化を進めて欲しいものだ。

Reader Store 今週の新刊

光文社古典新訳文庫が大量に電子化された。でも Kindle で電子化されてゐる『アンナ・カレーニナ』は電子化されてゐない。 講談社文芸文庫も電子化されてゐる作品が増えてゐる。文学作品のラインナップが充実するとイイナ!

新田次郎著『武田信玄』『武田勝頼』

8月に『竜馬がゆく』を読了してから読んでゐた。『信玄』のみで止めるつもりだつたが、武田家滅亡まで付き合はうと続篇も読んだ。むしろ面白かつたのは続篇の方で、『信玄』は毎巻2週間程度で読み終はつてゐたが、『勝頼』は毎巻1週間で読み終はつた。 著者…

小説家の山崎豊子、死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0930/OSK201309300018.html?ref=com_top6_1st 最新作『約束の海』は未完か・・・・・・。 初期の作品以外は電子化されてゐるから、いつか読んでみよう。 合掌。

司馬遼太郎著『竜馬がゆく』

本日読了した。2人の架空の人物(寝待ちの藤兵衛・信夫左馬之助)の扱ひに不満が残る。竜馬を付け狙つてゐた左馬之助は終盤全く出てこなくなり、もしかして竜馬暗殺の実行犯にでもなるかと期待したのだが・・・・・・。 司馬作品は興味がありながらも手を出し損ね…

円谷英明著『ウルトラマンが泣いている ――円谷プロの失敗』

6月に発売された講談社現代新書が電子化された。 優秀な跡取りを失つた家は悲惨だ。凡庸いや愚劣な弟が継いだばかりに家が没落してしまふ。本書中の円谷家の系図を見てゐたら、平家のそれと重なつて見えた。 円谷英二=平清盛(創業者) 円谷一(英二の長男…

司馬遼太郎著『竜馬がゆく』

もうすぐ第5巻を読み終へる。神戸海軍塾が潰れて、帰る藩のない竜馬をはじめとする脱藩浪人たちは薩摩藩へ預けられてゐる。 いまのペースで読んでゐたら、次回の配信のまへに読み終はつてしまふ。 土佐のことで気になつてゐることがある。明治になつて建前と…

第149回芥川賞

藤野可織さんの『爪と目』が受賞。 いとうせいこうさんはダメだつたか・・・・・・。

新潮文庫の電子版

石川啄木『一握の砂・悲しき玩具 ―石川啄木歌集―』、堀辰雄『風立ちぬ・美しい村』を購入した。 電子版に解説が無いことは、さきに購入した『伊豆の踊子』で分かつてゐたが、小説はともかく啄木歌集のやうに誰かによつて編輯されたものは*1、編者の解説を省…

新潮文庫の川端康成作品、電子化

絶版も含めてすべての作品が配信された模様。どうせなら全集を電子化してくれたらいいのに。 追記。『川端康成・三島由紀夫 往復書簡』はまだ電子化されてゐない。三島文学の電子化に期待! さらに追記。『伊豆の踊子』は先に岩波文庫・角川文庫・集英社文庫…

『岩波国語辞典』第七版新版

新しい常用漢字が登場してから、完全対応をした国語辞典をまだ持つてゐなかつた。先月購入した『新明解国語辞典』のアプリは完全対応した第七版が用ゐられてゐるが、やはり紙の本も欲しい。 で、買つたのがこれ。 妄言師の手元にある国語辞典は個性の強いも…

水戸黄門を大河ドラマに?

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20130508-OYT1T00291.htm?from=ylist 冲方丁*1さんの『光圀伝』を大河ドラマ化しようと、茨城県の人たちが推進協議会を設立したとの事。 正月時代劇やBS時代劇ならば実現するかも知れないが、大河は正直難しい…

岩波文庫の20年

本棚の整理をしてゐたところ、奥から『レ・ミゼラブル』全4巻が見つかつた。“岩波書店創業80年 記念フェア” と書かれた帯が付いてゐる。1〜3巻は553円(税込570円)、4巻が650円(税込670円)。創業100年の今年現在、4巻すべて900円(税込945円)だ。20年で…

『ケンボー先生と山田先生〜辞書に人生を捧げた二人の男〜』

『三省堂国語辞典』の見坊豪紀と『新明解国語辞典』の山田忠雄との、国語辞典にかける情熱を描いたドキュメント。 妄言師の家には『三国』第三版と『新明国』第四版とがある。新しいのが欲しいと思ふものの、辞書がたくさん増えても仕方が無いので電子化され…

小林秀雄

文春文庫の『考へるヒント』シリーズはすでに電子化されてゐるが、5月2日に新潮文庫で発売されてゐる作品がすべて*1電子化される。 妄言師の書棚には『小林秀雄全作品(第6次小林秀雄全集)』があるけれど、電子書籍といふ形で主要の作品を持ち歩けるのは嬉…

電子書籍生活〜紙媒体に戻れない

昨夏にソニーのReaderを買つてから、読書は電子書籍で行つてゐる。 今年、吉川英治の著作権が切れたので、講談社以外からも吉川の小説が刊行された。新潮文庫から『三国志』と『宮本武蔵』とが発売され、大きい文字をセールスポイントにしてゐる。しかし妄言…

小説家の安岡章太郎、死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0129/TKY201301290224.html 第三の新人も、残るは三浦朱門・曾野綾子夫妻だけか。 合掌。 追記(1月31日)。阿川弘之さんも健在だつたか。

新潮文庫から吉川英治

吉川といへば六興出版なきあとは講談社の専売特許といふイメージが強かつたので、書店でみつけたときは驚いた。 なんでも昨年が吉川の没後50年で、今年になつて著作権の保護期間が終了してしまつたらしい。 でも吉川の作品は電子化されてゐるので、今さら紙…

まもなく発表、第148回芥川賞

舞城王太郎さんは、覆面作家を止めない限り受賞はないだらう。 追記。黒田夏子さんが受賞。75歳は歴代最高齢の受賞。 さらに追記。直木賞は朝井リョウさんと安部龍太郎さんとが受賞。朝井さんは平成生まれで初めての受賞だ。

作家・英文学者の丸谷才一、死去

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20121013-OYT1T00862.htm?from=top 妄言師と同じく歴史的仮名遣ひを用ゐる作家だつた。 代表作『女ざかり』や芥川賞受賞作『年の残り』はすでに電子化されてゐる。 合掌。