『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

2019年1月まで更新していた、はてなダイアリー『妄言師@無銘の銘柄.jp』を保管しています。

電子

文春、司馬遼太郎幕末作品を配信

12日から『翔ぶが如く*1』『世に棲む日日』などの幕末ものが配信された。 *1:いまだにこれが一発変換されない。

Reader Store で『あまちゃん』シナリオ集が配信開始

待つてたぜ! Kindleのやうに全巻セットが出たら即買ひだ。

Reader Store

先月下旬から筑摩書房の書籍が次つぎと配信されてゐる。Kindleなどでは配信されてゐた作品が、Readerでも読めるやうになつた。『太宰治全集』が配信されたが、ほかの文庫判全集*1も電子化してくれたらいいのに。松岡和子訳のシェイクスピア全集もすべて電子…

池波正太郎『真田太平記』

新田次郎の『武田信玄』『武田勝頼』を読んだとき、魅力的な武将に出会つた。信玄をして“我が眼”と言はしめた真田昌幸である。武田家滅亡後の昌幸が気になつて読み始めた。全12巻と長大ではあるが、『剣客商売』を読んだことがあるので池波の文体の読みやす…

新田次郎著『武田信玄』『武田勝頼』

8月に『竜馬がゆく』を読了してから読んでゐた。『信玄』のみで止めるつもりだつたが、武田家滅亡まで付き合はうと続篇も読んだ。むしろ面白かつたのは続篇の方で、『信玄』は毎巻2週間程度で読み終はつてゐたが、『勝頼』は毎巻1週間で読み終はつた。 著者…

司馬遼太郎著『竜馬がゆく』

本日読了した。2人の架空の人物(寝待ちの藤兵衛・信夫左馬之助)の扱ひに不満が残る。竜馬を付け狙つてゐた左馬之助は終盤全く出てこなくなり、もしかして竜馬暗殺の実行犯にでもなるかと期待したのだが・・・・・・。 司馬作品は興味がありながらも手を出し損ね…

円谷英明著『ウルトラマンが泣いている ――円谷プロの失敗』

6月に発売された講談社現代新書が電子化された。 優秀な跡取りを失つた家は悲惨だ。凡庸いや愚劣な弟が継いだばかりに家が没落してしまふ。本書中の円谷家の系図を見てゐたら、平家のそれと重なつて見えた。 円谷英二=平清盛(創業者) 円谷一(英二の長男…

司馬遼太郎著『竜馬がゆく』

もうすぐ第5巻を読み終へる。神戸海軍塾が潰れて、帰る藩のない竜馬をはじめとする脱藩浪人たちは薩摩藩へ預けられてゐる。 いまのペースで読んでゐたら、次回の配信のまへに読み終はつてしまふ。 土佐のことで気になつてゐることがある。明治になつて建前と…

新潮文庫の電子版

石川啄木『一握の砂・悲しき玩具 ―石川啄木歌集―』、堀辰雄『風立ちぬ・美しい村』を購入した。 電子版に解説が無いことは、さきに購入した『伊豆の踊子』で分かつてゐたが、小説はともかく啄木歌集のやうに誰かによつて編輯されたものは*1、編者の解説を省…