『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

2019年1月まで更新していた、はてなダイアリー『妄言師@無銘の銘柄.jp』を保管しています。

文学・読書

2010年本屋大賞に冲方丁著『天地明察』

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100420/acd1004201946003-n1.htm 冲方さんはSF出身なので芥川賞・直木賞とは縁がないだらうから、“本屋大賞受賞作家”は彼にとつては恰好の肩書きになるのでは。 ちなみに最新のATOKでは “うぶかた” で “冲方” と…

劇作家・小説家の井上ひさし、死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0411/TKY201004110009.html 妄言師が井上さんの名前を覚えたのは高校生のころだ。『ひょっこりひょうたん島』がリメイクされ、またの国語教科書には井上さんの小説が載つてゐた。『ひょうたん島』は面白かつたので、…

国文学者・益田勝実、死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0320/TKY201003200245.html 上代文学の先生が『火山列島の思想』に感銘を受けたと言つてたので、買つてはみたものの積ん読のまま十数年・・・。 合掌。

いい加減『叡智』をやめませんか、新潮文庫さん

書店で『シャーロック・ホームズの帰還』が帯付きで平積みされてゐた。手に取つてみると、十数年ぶりに改版されて文字が大きくなつてゐた。ホームズシリーズでは、他にも『緋色の研究』が再改版されてゐた。せつかく版を改めたのなら、『シャーロック・ホー…

小西甚一著『古文の読解』ちくま学芸文庫

いきなり『古文研究法』はやはり無理だつた(←国文科卒の言ふことか!)。これを読んで基礎力を積んでから『〜研究法』に取り組みたい。 追記。最近は高田瑞穂著『新釈現代文』や山崎貞著『新自修英文典』など参考書の名著が復刊されてゐる。小西の『基本古…

小説家・立松和平、死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0209/TKY201002090283.html 近年は盗用騒ぎで名前を聞く機会がありましたが・・・。 合掌。 追記。代表作『遠雷』は河出文庫では品切れになつてゐる。これを機に復刊してくれたらイイナ!

小谷野敦『大河ドラマ入門』光文社新書

妄言師も大河ドラマが大好きなので*1、興味深く拝読した。第4章と第5章だけでも、金を払ふ価値はあつたかも*2。 田向正健さんの所謂 “助詞省き” の台詞回しを「妙に耳ざわり」と評してゐるが、妄言師はむしろ気に入つてゐる。もしも妄言師が大河ドラマの脚本…

第142回芥川賞

てつきり明日かと思つたら、けふ発表だつた。 で、結果は11年ぶりの 該当作なし。 「本当はそろそろ舞城さんにあげたいけれど、覆面作家だから授賞させても全く盛り上がらない」 といふ文藝春秋編集部の嘆きの声が聞こえる・・・・・・と書いてみるテスト。

文春文庫が大佛次郎著『天皇の世紀』を刊行開始

文春からと云ふところに驚いた。朝日新聞もよく許したなあ・・・。 買はうかしらん。

出版不況の一端

きのふカレンダーを買はうと神保町の書泉グランデに行つた。毎年カレンダーが売り出される時期になると地下への階段にアイドルのカレンダーのサンプルを掲示するのだが、今年はそれが無い。経費節減で止めたのだらうか。サンプルが無くては選びやうがないの…

けふは憂国忌

晴れの特異日であるが、今年は雨が降つてゐる。もうすぐ止むらしいが、けふは長靴で出勤となるだらう。 追記。11時には晴天になつてゐた。“晴れの特異日憂国忌” は今年も健在なり。

ヘミングウェイも泣いてゐる?

http://www.asahi.com/international/reuters/RTR200911030032.html 将来、缶コーヒーに描かれるキリマンジャロは雪のないものになるのだらうか。

文化人類学者のレヴィ=ストロース死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/1104/TKY200911030404.html 一世紀を生き抜いたのか。 『悲しき熱帯』はいまだ読破できず。これを機に今いちど・・・・・・合掌。 関連キーワード:レヴィ=ストロース

神田古本まつり

上に書いたやうにCPUとマザーボードとを持つてゐたので、“早く帰りたい” と思ひあまり楽しめなかつた。

『神田古本まつり』始まる

29日からだと勘違ひしてゐた。今日からなら明日も休みにしておけばよかつたなあ。30日に行くけど。

立間祥介訳『三国志演義』

昼休みに職場で読んでゐた本が完結した。毎日1回づつ全120回なので、すべてを読むのにほぼ半年を要した。 孔明死後は人物が小粒になるが最後まで飽きずに読むことが出来た。日本の作家が描く三国志はみんな五丈原で終はつてしまふが*1、たぶん三国志のおもし…

小説家・庄野潤三、死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0922/TKY200909220111.html この名前が一発変換された。やるなあ、ATOK。 “第三の新人” も、残るは安岡章太郎さんぐらゐか。 合掌。

細田守著『サマーウォーズ 絵コンテ』

きのふ届いたさくらカード、最初の買ひ物はこれ。横浜のアニメイトで購入。 ひと通り目を通してから、もう一度観に行かうと思ふ。

いつの間にか消えてゐた書店

スクーターが壊れる前、渋谷へ行けばNHKのそばにある放文社といふ書店に必ずと言つて良いほど通つてゐた。上に書いたとほり今日は渋谷に行つたので『ステラ』を買ふために放文社に行つたら、いつの間にか閉店してゐてオフィスに様変はりしてゐた。電車で渋谷…

第141回芥川賞に磯崎憲一郎『終の住処』

まだ単行本は出てゐないので、慌てて外出しなくても済んだ。

石原都知事、明後日は芥川賞の選考会ですよ

都政の状況を鑑みれば、呑気に候補作を読んでゐる暇なんてないんだらうなあ・・・・・・今回は欠席するのでは。

高田瑞穂『新釈 現代文』

幻の名著が奇蹟の復刊! 買ひたかつたけど、給料日前につき我慢。

『村上春樹全作品』第1期第1巻

最新作『1Q84』が馬鹿売れしてゐる。これを機にあらためて村上さんの作品を読み直してみようとネットで注文して、けふコンビニにて受け取つた。この巻にはデビュー作『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』とが収められてゐる。どちらも既読だ。

村上春樹の新作小説

題名はたぶんオーウェルの『1984年』を捩つてゐるのだらうが、外国語に訳すときはどうするのだらう。 追記。『1984年』は絶版かよ(w さらに追記。と思つたら、来月新訳が出るのね。

小説家の栗本薫・評論家の中島梓、死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0527/TKY200905270111.html 多くのメディアでは “栗本” としてゐるが、朝日新聞・共同通信は “中島” で報じてゐる。 今度の『グイン・サーガ』の放送で追悼テロップは出るのか? 合掌。

『カラー版 新日本大歳時記 愛蔵版』

前にも取り上げたけど、まもなく発売記念価格が終はつてしまふので、思ひ切つて買つてしまつた。あまりに重いのでアマゾンか楽天で買はうかとも考へたが、高くて重い本は苦労して持ち帰つた方が愛着が湧くだらうと、敢へて店頭で買つた。 気が向いたらアマゾ…

けふ世界で話題になつた日本人ふたり

其の壹・中川昭一財務相・・・・・・これは酷い。 其の貳・村上春樹さん・・・・・・よく言つた!

梶井基次郎『檸檬』〜モデルの八百屋が閉店

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090127mog00m040059000c.html 今まで残つてゐたのが驚きだ。たとひお店は朽ちても、小説の中ではいつまでも生き続ける。 さういへば、冬になると梶井基次郎が読みたくなるやうな気がする。

分冊百科

デアゴスティーニ『日本のうた こころの歌』が再刊。初版刊行時は金が続かなくて途中で挫折したが、今回こそはコンプリートを目指さうか。 小学館『西洋絵画の巨匠』。これは平成12年に刊行された『週刊美術館』の焼き直しではないかしらん? 朝日新聞の『世…

第140回芥川賞に津村記久子『ポトスライムの舟』

単行本は未刊行なので、慌てて書店に駆け込む必要はない。さて『5時に夢中!』を観よう。