『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

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立間祥介訳『三国志演義』

三国志演義〈1〉 (徳間文庫) 三国志演義 (2) (徳間文庫 (ら1-10))
三国志演義〈3〉 (徳間文庫) 三国志演義〈4〉 (徳間文庫)
昼休みに職場で読んでゐた本が完結した。毎日1回づつ全120回なので、すべてを読むのにほぼ半年を要した。
孔明死後は人物が小粒になるが最後まで飽きずに読むことが出来た。日本の作家が描く三国志はみんな五丈原で終はつてしまふが*1、たぶん三国志のおもしろさを本当の意味で理解できてゐないのだらう。かういふことが書けるのは、妄言師が姜維らと同じく守成の時代に生きてゐるからかもしれない。
いくつかのキャラクターが*2、いつの間にかゐなくなつてゐるのが気になつた。

*1:これでは曹家の因果応報が完結しない。

*2:法正や費キなど。