2013-11-28 『かぐや姫の物語』 映画 ジブリ 公開初日の23日、川崎のチネチッタにて21時25分の回を鑑賞。 基本的には原作通りの展開。ただし、かぐや姫が月に帰るところで終はるので、姫の置き土産の始末を記したラストはカットされてゐる。 作画は素晴らしい。この作風で高畑勲監督が作りたいと言つてゐた『平家物語』をみてみたいものだ。 妄言師は面白かつたけど、これで50億円とも云はれる制作費を回収するのは無理だと思ふ。 稼ぎ頭でもある宮崎駿監督が引退を表明して*1、ジブリはこの作品で生じた負債をどのやうに始末するのだらうか*2。 追記。ジブリと云へば “残念なキャスティング” も売り物であるが、今回はとても良かつた。鈴木敏夫さんがプロデュースしなければ*3、声優を使はなくても良いものが出来るのではないか。 *1:妄言師は信用してゐないが。 *2:庵野秀明監督による『風の谷のナウシカ』がジブリの切り札になるのか? *3:プロデューサーは西村義朗さん。鈴木さんは、“企画” としてクレジットされてゐる。