『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

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小泉首相、やうやく加藤紘一自宅放火事件を語る

http://www.sankei.co.jp/news/060828/sei044.htm
首相は今朝、朝日新聞を読んだに違ひない。

ニューヨークのワールド・トレード・センターなどが襲われた「9・11」から間もなく5年がたつ。あれ以来、「テロとの戦争」を宣言したブッシュ大統領にこたえて、小泉氏は自衛隊イラク派遣まで断行した。「テロとの戦い」は小泉時代のキーワードだったはずである。
だが、足元の「右翼のテロ」とは戦わなくてよいのだろうか。
官房長官自民党幹事長などを歴任した政治家の非常時なのに、小泉首相にせよ、内閣スポークスマンの安倍官房長官にせよ、事件に憤る言葉も、取り締まりを強化する言葉も、国民に向けて一言も発しなかった。
折からのお盆休みで、小泉氏は公邸にこもっていた。定例の記者会見から解放された安倍氏は、総裁選の準備に忙しかった。だが、談話のひとつ、なぜ出せなかったのか。あれから10日余、加藤氏のもとにも見舞いや激励の言葉は来ないというから驚きだ。
情の有無を問題にしているのではない。国家の責任者として、これでよいのだろうか。沈黙は、テロを黙認するに等しくないのか。
よもや、この沈黙に意図があるとは思わない。だが、これでは「テロとの戦い」が泣くのである。
  http://www.asahi.com/column/wakamiya/TKY200608280091.html

“テロと戦ふ” 公言した小泉首相が、この事件について一切語らないことを、20日の段階で毎日新聞が指摘してゐた。

小泉純一郎首相は16日から24日まで首相公邸で、安倍氏は16日から20日まで山梨県内の別荘などでそれぞれ夏休みを過ごしており、事件について一切論評していない。
  http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20060820ddm002040003000c.html

妄言師は小泉首相の対応を、をかしいとは思はない。「“郵政民営化” 以外には定見を持たない人」といふ妄言師の小泉観が正しかつたと再確認しただけだ。神風特攻隊とイスラム自爆テロとは同根であり、『忠臣蔵』を好む首相がなぜテロを否定できるか(w