2006-04-27 『名作平積み大作戦』 NHK・教養 文学・読書 安部公房『砂の女』、カミュ『異邦人』(ともに既読)。ともに不条理文学の代表とも云へる作品。 『砂の女』:安部は2度目の登場。この小説は、エピグラフの「罰がなければ、逃げる楽しみもない*1」に尽きる。有り得ない世界だが、有りさうに思はせる安部の筆致に拍手。 『異邦人』は “本が薄いと思つて手を出すと痛い目を見る小説” の典型。読破に3・4日を要した覚えがある。 *1:うろ覚え。