NHK政治介入問題
番組内容か、政治介入か、どちらの問題が重要か。
- 番組内容そのものに問題がある……読売・産経
健全な常識さえ働かせていれば、最初から防ぎ得て、政治家が登場する場もない問題だったのではあるまいか。
本日付の産経新聞主張（社説）より
内容に問題があるから「政治家の介入もやむを得ない」と言はんばかりの主張。
公正な放送のために、ＮＨＫの上層部が番組の内容を事前にチェックするのは、当然のことではないか。
（中略）
放送局の編集責任者は、現場が制作する番組の内容がこれに反する場合、政治家に指摘されるまでもなく、是正しなければならない。
１５日付の読売新聞社説より
チェックは当然ですが、そこに政治家の関与があるから問題になつてゐる。
- 政治家の容喙とそれを受け入れるNHKに問題がある……朝日・毎日
だが、そもそも事前に、しかも密室で番組内容を政治家に「ご説明」すること自体が報道機関として異常なのである。そして、どんな言い回しであろうと、こうした状況下での政治家の発言は、「介入」「圧力」に等しいと受け止めるのが世間の常識ではないか。
（中略）
ＮＨＫの予算や決算は国会承認を必要とする。承認時期ともなれば、政治部記者も含め関係者が国会議員に「スムーズな審議を」などと頭を下げることもあるという。政治に弱い体質はかねて指摘されてきたことだ。
１５日付の毎日新聞社説より
ここまで読めば分かると思ひますが、妄言師は “政治介入” のはうに重きを置いてゐます。朝日は騒動の当事者になつてゐるので、敢へて引用しません。
- 追記。当ブログを引用して腐してゐるサイトがあつたので、一応仕返しを（ｗ
本質的な問題は、「報道に公正・中立を求めるべきか」「政治家が意見を述べる專用のメディアが存在しない現状は正しいか」である。
ttp://members.jcom.home.ne.jp/w3c/omake/diary.html
公正・中立の問題はともかくとして、専用メディアなら “政党機関紙” があるぢやないか。
