『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

2019年1月まで更新していた、はてなダイアリー『妄言師@無銘の銘柄.jp』を保管しています。

『夜明け告げるルーのうた』

TOHOシネマズ川崎にて14時15分の回を鑑賞。
湯浅政明監督作品は先月『夜は短し歩けよ乙女』を観たばかり。『〜乙女』の評価から金を払つてみる気にはなれないので、TOHOシネマズのポイントを使つて観ることにした。客の入りは30人ぐらゐは居ただろらか*1
制作委員会で参加してゐるフジテレビから「スタジオジブリのやうな万人受けするアニメを作つて」とでも言はれたのだらうか?  ルーの見た目は宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』を彷彿させる。しかし作品のプロットは、湯浅監督が『クレヨンしんちゃん』でともに仕事をした原恵一監督の『河童のクゥと夏休み』を連想させる*2
妄言師的には人魚を憎む老婆が、どうしてもマモー*3にしか見えなかつた(w  あとはルーの父親は宮崎監督の『となりのトトロ』であらう。クライマックスの騒動はこれもまた宮崎監督の『もののけ姫』ではないか。
『〜乙女』よりは面白かつたので、無料で観たのは申し訳ないと思ひパンフレットを買はうとしたらが売り切れてゐた。

*1:平日昼間ならこんなものだらう。

*2:はじめは好意的に見られた異形の者が、ある事件を契機に憎悪の目が向けられるところが『クゥ』と一緒だ。

*3:吉川惣司監督『ルパン三世 ルパンVS複製人間』より。