東京都知事選挙

鳥越俊太郎さんが出馬することになつたが、敢へて厳しいことを書けば鳥越さんは耄碌したと思ふ。彼が都知事になつたら、都民は “政治とカネ” ならぬ “高齢とガン” のリスクを背負ふことになる。
野党は鳥越さんではなく、宇都宮健児さんを推すべきだつたと思ふ。知名度は鳥越さんに劣るが、“3度目の正直” と熱意を訴へれば、もしかしたら勝てるかも知れないのに。
小池百合子さんは悲劇のヒロインを演じようとしてゐるが、尻軽女の成れの果ては滑稽にしか見えない。つぎつぎと男を乗り換へるさまに嫌悪感を抱く人も多いだらう。
結局のところ、知事経験者たる増田寛也さんが勝つてしまひさうな気がする。保守分裂と騒がれてゐるが、大したダメージはないと思ふ。
こんなことを書いてゐても妄言師は都民ではないので、渇水に喘ぎながら続けられる祭りを、多摩川の向かふ側から生暖かい目で見守つて行きたい。

• 追記。宇都宮さんが立候補を取りやめた。