『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

2019年1月まで更新していた、はてなダイアリー『妄言師@無銘の銘柄.jp』を保管しています。

中村修二教授、日亜化学工業に関係改善を訴へ

http://digital.asahi.com/articles/ASGC362D6GC3PUTB00B.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASGC362D6GC3PUTB00B
金と地位と名誉とを手に入れて、上から目線で手を差し伸べられても・・・・・・。
これを受けて、けふ日亜化学がコメントを発表した。読売新聞のサイトに全文が載つてゐた。

中村教授は、すでに15年前に弊社を退職された方で、弊社は中村教授に何かをお願いするような考えは持っておりません。また、同教授は今回の受賞・受章について、弊社歴代社長と弊社に対する深い感謝を公の場で述べておられ、弊社といたしましては、それで十分と存じております。
中村教授が、貴重な時間を弊社への挨拶などに費やすことなく、今回の賞・章に恥じないよう専心、研究に打ち込まれ、物理学に大きく貢献する成果を生みだされるようお祈りしております。
  引用元:http://www.yomiuri.co.jp/science/20141104-OYT1T50077.html?from=ytop_main2

中村教授を讃へつつ、拒絶の姿勢も明確にする。将来このやうな文章を使ふ機会があるかもしれないので、ここに載せておいた。
さて、中村教授と日亜化学とが和解したほぼ10年前、妄言師もこの件に触れてこのやうに書いてゐる。“中村教授=善、日亜化学=悪” と捉へて中村教授に肩入れしてゐた。中村教授のノーベル賞受賞を機に、LED訴訟のことをネットで目にすることが増えたが、事はそのやうに単純ではないことが分かつた。安易に決めつけて書くことのなんと危険なことか。今後の戒めとして、このブログが閉鎖するまでは10年前の記述を削除しないことにする。

  • 追記(11月5日)。日亜化学のコメントを受けて、中村教授「これ以上は進展はない」と発言。

http://mainichi.jp/feature/news/20141105k0000e040209000c.html
いまさら共同研究などを持ちかけて金を引き出させようとしても、さうは問屋が卸さない。