『とある飛空士への追憶』

をととひ、TOHOシネマズ川崎にて21時30分の回を鑑賞。
原作は未読。脚本が奥寺佐渡子さん、主演が神木隆之介さん、アニメーション制作がマッドハウスと、『サマーウォーズ』のスタッフが参加といふ触れ込みだつたので急遽レイトショーのチケットを購入して観に行つた。
上映前に流れる予告のナレーションがどれもこれも山寺宏一さんだつたやうな気がする（ｗ
スタッフは『ローマの休日』を意識して作つたとのことだが、妄言師は『ローマ〜』よりも『隠し砦の三悪人』を連想した。
戦闘機の描写は3Dでやつて欲しくはなかつた。『紅の豚』を越えるのは難しいとは思ふが、これからもアニメを作る人たちは、いつまでも宮崎駿監督の影に怯えて欲しくはない。
ラストシーンは一見すがすがしくも思へるが、シャルルの待ち受けてゐる運命を思ふとなんとも遣りきれない。