読売新聞と新潮社との姑息

けふの読売新聞朝刊に『週刊新潮』の広告が掲載されてゐたが、広告の中に以下の文が載つてゐた。

『政局音痴ロートル軍団の相談相手は例によって　　　主筆』

“主筆” の前の文字が消されてゐるのだ。
広告には渡邉恒雄読売新聞会長の写真が載つてゐるので、相談相手がナベツネさんだといふことは容易に想像できる。だから “渡辺” とか “読売” の二文字が消されてゐるのだらうと思つたのだが、実はさうではなかつた。
先ほど新潮社のサイトをみたら、消された文字が “老害” であることが分かつた。表現の自由や報道の自由を訴へるマスコミが検閲まがひなことをするのは論外だが、文字を消されることを承知で出稿し、消されたことで却つて読者の興味をかき立てやうとする新潮社の手法もどうかと思ふゾ。