来月の文庫新刊

角川文庫から米川正夫訳のドストエフスキー『罪と罰（全2巻）』が復刊される。文庫で手に入る『罪と罰』は、新潮・岩波・光文社古典新訳についで4社目。しかし、今さら米川訳とは正直どうだらう。息子の哲夫さんが手を加へるのか？
河出文庫からは平川祐弘訳のダンテ『神曲』がつひに文庫化される。集英社文庫の寿岳文章訳を持つてゐるが、いまいち読みこなせない。