2008-09-24 ドイル著・日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの回想』 文学・読書 この短篇集ではホームズの若き日のエピソードや、兄・マイクロフト*1の登場など、謎に満ちたホームズの素性がいくつか明かされてゐる。 これまで長篇2冊*2と短篇集2冊*3とを読んできたけれど、面白いのは短篇集だつた。ドイルは本質的には短篇作家のだらう・・・・・・といふ妄言師の評価を、シャーロキアンには最も人気があり、次回読む予定の長編『バスカヴィル家の犬』で覆すことができるか? *1:しばらく読み進めるまで “マイクロソフト” と読み違ひをしてゐた。あの会社はホームズより優れた兄の名前を採つたのかと・・・。 *2:『緋色の研究(これのみ新潮文庫)』、『四つの署名』。 *3:『冒険』、『回想』。