『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

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ドイル著・日暮雅通訳『シャーロック・ホームズの回想』

シャーロック・ホームズの回想 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
この短篇集ではホームズの若き日のエピソードや、兄・マイクロフト*1の登場など、謎に満ちたホームズの素性がいくつか明かされてゐる。
これまで長篇2冊*2と短篇集2冊*3とを読んできたけれど、面白いのは短篇集だつた。ドイルは本質的には短篇作家のだらう・・・・・・といふ妄言師の評価を、シャーロキアンには最も人気があり、次回読む予定の長編『バスカヴィル家の犬』で覆すことができるか?

*1:しばらく読み進めるまで “マイクロソフト” と読み違ひをしてゐた。あの会社はホームズより優れた兄の名前を採つたのかと・・・。

*2:『緋色の研究(これのみ新潮文庫)』、『四つの署名』。

*3:『冒険』、『回想』。