『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

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文語訳『舊新約聖書』

舊新約聖書―文語訳クロス装ハードカバー JL63
先月、久しぶりにドストエフスキー罪と罰』を読んだら、『聖書』が読みたくなつた。キリスト教徒ではない妄言師は、ソーニャが “ラザロの復活” を朗読する場面を読んでも今ひとつピンと来ないのだ*1
手元には小型新約聖書(文語訳*2)があるけれど*3、細かい文字を読むのが億劫で、もう少し文字の大きな本が欲しくなつたのだ。妄言師は中型ぐらゐがちやうど良いと思つたが、文語訳聖書は現在では小型と大型*4としか出回つてゐない。信徒ではない妄言師が聖書を持ち歩く道理もないので、大型でも良しとした。
買ひに行く前にふと考へた。ドストエフスキーがきつかけで聖書を読むならば、正教会の聖書を読むべきではないかと。ネットでチョット調べたが、あまりに情報が足りないので*5、今回はポピュラーな日本聖書協会の文語訳聖書を選んだ。
買ふ場所にも拘つた。もちろん銀座の “本の教文館”。この書店と同じ建物の中に日本聖書協会がある。

*1:入門書の類で、聖書の粗筋ぐらゐは知つてゐる。

*2:文語訳を選んだのは、聖書を信仰ではなく文学として捉へてゐるため。

*3:文語訳のフォローのため、数年前に古書店で口語訳も買つてゐる。

*4:大型にはけふ買つたクロス装と高値の革装とがある。

*5:一番知りたかつたのは文字の大きさ。