『ROOKIES（再）』第10回まで、最終回を前に

午前中（および一部夕方）の再放送を欠かさず視聴した。気になつた点が2つある。
川藤の過去の暴力事件を高野連は問題視してゐたが、それは神田川高校を辞めるといふ形で責任をとつており、また用賀第一との練習試合の件も校長が引責辞任をするといふ形ですでにケリが付いてゐる。今さらそれを論ふのは、日本国憲法でも禁じられてゐる “遡及処罰” に該当するのではないか。
“野球の強い学校は規律がしつかりしてゐる”･･････古谷一行演じる高野連の偉い人の言葉は、裏金問題を経た現在では、ことさらに空疎に聞こえてしまふ。現在の高野連の人間には、こんな言葉は吐けないだらう。原作が終はつてまだ10年も経たないのに、“時代” を感じてしまつた。