巌窟王と甦るジイド
6月からNHKでGONZOの『巌窟王』が始まるので、それに先立ち購入。改版されて見やすくなつたが*1、もう1ポイントぐらゐ活字を大きくして欲しかつた。
買ふか否かで迷つてゐる本。ジイド*2の主要の作品を妄言師は持つてゐて、『狭き門』『田園交響楽』『背徳者』を読み、『法王庁の抜け穴』『贋金つくり』『一粒の麦もし死なずば』は積ん読のままだ。また、ドストエフスキーの作品を読む前に『ドストエフスキイ論』を図書館で借りて読んだことがある。
訳者の後書きによると、これからジイドの作品集を刊行するらしい。でも、その書きぶりから察するに文庫版ではなささう。ちくま文庫の文庫版全集のやうな形で出してくれるとイイナ!