けふの読売新聞
朝刊のウィークリー時評で『初音ミク』が取り上げられてゐた。執筆者は鈴木謙介さん*1。一部を以下に引用する*2。
初音ミクの例で言うなら、彼女が登場したところで、ものすごく上手なボーカリストの仕事はなくならないが、あまり巧くない代わり安く雇うことのできたボーカリストは、仕事を失う可能性があるということだ。実際、初音ミクくらいのクオリティで歌わせることができるなら、楽曲を完成させる前の「仮歌」の段階であれば、わざわざお金を払って人を雇う必要はなくなるだろう。
長期的に見ればこうした傾向は、音楽の分野に関する限り、アーティスト志望の人たちの「下積み時代」を、より厳しいものにしていく可能性がある。
“初音ミク” でキーワード巡りをしてゐたら、面白い文章を見つけた↓
これにより将来を脅かされるのは誰か? 人間の女性のアイドルたちであり、それにより商売をしている事務所。そう、ホリプロだ。
『今回のTBS初音ミク騒動について*3』より。