松岡農水相を追ひつめたのは･･･

きのふ、「松岡利勝」のキーワード巡りをしてゐるとき、どこのブログか忘れたが「松岡農水相を罷免しなかつた安倍首相が悪い。切られることで救はれることもある」といふ書き込みをみた。

「鈴木先生、有難いお話ですが今は黙っていた方がいいと国対からの、上からの指示なのです。それに従うしかないんです」
　　新党大地HP『ムネオ日記』より

国対委員長は “指示” を否定してゐる。指示はしないだらうが “示唆” はしてゐただらう。
安倍首相が「慚愧に堪へない」とコメントしたことに、読売新聞が揚げ足取りをしてゐる。

安倍首相が松岡農相の自殺について、「慚愧（ざんき）に堪えない」と述べたことについて、「『残念だ』という意味で使ったのであれば、間違っている」という指摘が出ている。
　　http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070528ia27.htm

松岡農水相の死が残念なのではなく、「これ以上、閣僚を辞任させない」といふ強硬路線の失敗について述べてゐるなら、あながち間違ひとは言へない。言葉の裏を読まないと（ｗ
農水相の自殺の前日、民主党が社保庁改革関連法案の採決の際に桜田義孝委員長の口を塞いだことを、中川秀直幹事長が非難した。

中川氏は「どんなに優秀な議員でも、民主党に入れば『口封じはおかしい』という普通の感覚をなくしてしまう」と非難。
　　http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070527/skk070527001.htm

自分の党の議員が “口封じ” をするなど夢にも思はなかつただらうに。

• 追記。緑資源の前身・森林開発公団の元理事が自殺した。