岩波文庫の改版重版

この企画をあと15年ぐらゐ早くやつて欲しかつた。
たとへば、共産主義をきちんと知らうと『共産党宣言』*1を手に取つても、細かい活字をみて読む気を失つてしまつた。こんな経験をした人は妄言師だけではないはずだ。
記念として、岩波文庫の創刊から売られてゐる『ソクラテスの弁明・クリトン』を買ひました。

• 妄言師の改版希望書目。
  • デュマ『モンテ・クリスト伯』･･･アニメ化されたときに読みたいと思つたが、あの活字が･･･。今年中に黒岩涙香訳を読むから、来年あたりに改版して欲しいな。
  • 内村鑑三『余は如何にして基督信徒となりし乎』
  • 宮沢賢治『童話集 風の又三郎 他十八篇』･･･今回、『宮沢賢治詩集』と『銀河鉄道の夜』とが改版されたので、次回はこれもやつて欲しい。NHK朝ドラの舞台が妄言師ゆかりの地・岩手なので、これを機に読んでみよう*2。
  • 川端康成『抒情歌・禽獣 他五篇』･･･『雪国』『伊豆の踊子・温泉宿』がすでに改版されたので。
  • ルソー『告白』･･･長らく絶版になつてゐるので、改版復刊して欲しいな。
• 追記。今回改版された書目。
  • 岡倉覚三／村岡博訳 『茶の本』
  • 新渡戸稲造／矢内原忠雄訳 『武士道』
  • 松平千秋訳 『ヘロドトス 歴史』全3冊
  • プラトン／久保勉訳 『ソクラテスの弁明・クリトン』
  • プラトン／加来彰俊訳 『ゴルギアス』
  • シュヴェーグラー／谷川徹三、松村一人訳 『西洋哲学史』全2冊
  • 谷川徹三編 『宮沢賢治詩集』
  • 宮沢賢治／谷川徹三編 『童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇』
  • マルクス、エンゲルス／大内兵衛、向坂逸郎訳 『共産党宣言』
  • マルクス／長谷部文雄訳 『賃金・価格および利潤』
  • ゲーテ／相良主峯訳 『イタリア紀行』全3冊
  • アベ・プレヴオ／河盛好蔵訳 『マノン・レスコー』
  • フローベール／伊吹武彦訳 『ボヴァリー夫人』全2冊

*1:いきなり『資本論』は無理だ。

*2:“ゆかりの地” と言ひながら、30過ぎてまだ読んでないのか、と言ふツッコミは勘弁してくれ（ｗ