『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

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15年を15ヶ月で〜塩野七生『ローマ人の物語』

ローマ人の物語 (1) ローマは一日にして成らず
この巻は、昨年文庫本で読んだのだが、思ふところがあつて、高いハードカヴァーを買つて読み直した。毎月1冊、来年の3月までに――飽きなければ――読了するつもり。
以下、この巻で印象的に残つた文章(太字)。
抜本的な改革とは、それを担当する人間を入れ換えることによって、はじめて十全になされるものである。(180頁、7行目)  東国原知事が県政の改革を成功させるためには、早いうちに議会を解散させる他はないだらうと思ふ。
一神教多神教のちがいは、ただ単に、信ずる神の数にあるのではない。他者の神を認めるか認めないか、にある。そして、他者の神も認めるということは、他者の存在を認めるということである。(46頁、10行目)