『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

2019年1月まで更新していた、はてなダイアリー『妄言師@無銘の銘柄.jp』を保管しています。

藤堂明保の書評

参考 → http://d.hatena.ne.jp/meigara/20050529#1117375755
藤堂明保による白川静『漢字』(岩波新書)の書評を、国会図書館で入手した。妄言師なりに要約すると「白川は字源研究者ではなく、中国古代宗教研究者だ。こんな本を書かせるのは、編集部の人選ミスである」といふことである。立命館の教授が、年下の東大助教授(当時)にこんな事書かれたら腹が立つのも当然だ。白川による感情剥き出しの反論も致し方ない気がする。
ちなみに、妄言師が大学で習つた “漢文学” の老齢の先生と “中国文学” の若い先生とは、いづれも藤堂の辞書を勧めてゐた。