2006-07-16 大場つぐみ・小畑健『デスノート』 漫画 或るシンジケートを通じて最終巻のみを入手した。 この漫画、はじめは設定の斬新さで面白く読んだが、ライトとLとの心理戦が始まつたあたりから激しく詰まらなくなり*1――同時に、少年誌そのものへの関心が薄れたことから――途中までしか読んでゐなかつた。 どんな結末か期待して読んだが、いはゆる “想定の範囲内” で教訓話に堕したのは残念*2。 *1:妄言師はモノローグやセリフの多い漫画には否定的である。文字が多すぎて “絵で見せる” 漫画の態を成してゐないから。 *2:少年犯罪が多い昨今、少年漫画誌としては至極全うであり、またそれが少年漫画誌の限界ともいへる。