『義経』第２５回

昨年放送の『新選組！』では１年間のドラマを４つに分けて作られたが、その手法は今年も踏襲されてゐるやうだ。義経の奥州行きと栄華を誇つた平家が重盛の死によつて翳りを見せ始めるところ（第12回）までが第１部なら、源氏の決起から清盛の死・義仲の台頭と破滅を描いた今回までが第２部といへる。
この後の展開は、壇ノ浦の後、宗盛が処刑されるあたりまでが第３部で、土佐坊による義経襲撃によつて頼朝・義経兄弟が完全に決裂するあたりからが第４部になると思はれる。
で、今回の感想・・・「木曽義仲、夕陽に死す」、旭将軍に相応しい最期でせうか、１０年ほど前に放送された人形劇『平家物語』でも同じやうなシチュエーションでした。『武蔵坊弁慶』の佐藤浩市さんはどうだつたかな（失念）？　　小澤征悦さん、お疲れ様でした。ただ喚くだけの巴にも見せ場がありました・・・やはり強かつたです。巴にはもう少し出番がありさうですね。