2005-05-29 藤堂明保・加納喜光編『学研新漢和大字典』発売 文学・読書 故藤堂明保の名著『学研漢和大字典』がおよそ30年ぶりに改訂された。『学研漢和〜』は大学時代に先生に勧められて買つた。非常に良い本だが判の大きいのが不便で、普段はこの本の縮約版ともいへる『漢字源』を用ゐてゐる。 改訂により値段が旧版の2倍に跳ね上がつた。漢字・漢文学に興味を持つた今どきの大学生はお気の毒。 余談。藤堂が書いた白川静著『漢字』(岩波新書)の書評文を探してゐる。藤堂はこの本を散ざんにこき下ろしたらしい。白川さんの感情を剥き出しにした反論文は読んだのだが、藤堂の方はみつからない。