2004-10-20 チェーホフ没後百年 文学・読書 昨日・今日の読売新聞夕刊で特集記事が組まれてゐました。気になる発言があつたので引用します。 「チェーホフほどの作家の全集が、私の訳を含め、文庫本でも手に入らない現状は寂し過ぎる」 ちくま文庫版『チェーホフ全集』の翻訳を手がけた松下裕さんのコメントです。 なお、読売新聞社の系列の中央公論新社は、かつて『チェーホフ全集』(翻訳は神西清・池田健太郎ほか)を刊行してゐました。この記事を書いた記者はどのやうな思ひで、この発言を受け止めたのでせうか。