『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

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桂きん枝、再来年に四代桂小文枝を襲名

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/09/05/kiji/20170904s00041000248000c.html
桂文枝さんの総領弟子に襲名させられなかつたことが*1上方落語界の人材難がいかに深刻かを物語る。
上方落語と聞いて、思ひ浮かべる噺家の多くは60代以上だ。30代から50代の若手・中堅と云へば、NHKでしばしば顔を見る桂吉弥さん、お笑ひ芸人から転じた月亭方正さんぐらゐしか俄に顔が思ひ浮かばない。地元大阪では他にも有名な方は居るのかもしれないが、こちらでは落語通以外にはほとんど知られてゐない。オモロイ奴はみな漫才に走るので仕方がないかもしれないが、顔を売る努力が足りないのではないか。郷土芸能として細ぼそと生きていくのならそれも結構だが、それでは繁昌亭を建てた意味がない。
妄言師がガキのころ、TVタレントとして冠番組も持つてゐた桂三枝(当時)さんが落語家だとは知らなかつた。『ゴルフ夜明け前』が映画化されて初めて落語家と知つたほどだ。とにかく顔を売らないと・・・。

*1:ネームバリューのない人に継がせてもニュースにならない。