『妄言師@無銘の銘柄.jp』アーカイブ

2019年1月まで更新していた、はてなダイアリー『妄言師@無銘の銘柄.jp』を保管しています。

『沈黙 -サイレンス-』

昨日TOHOシネマズ川崎にて13時35分の回を鑑賞。客の入りは30人程度、妄言師の前の座席では文芸映画には似つかはしくない男子学生が3人列んで観てゐた。映画学校か大学の映画研究会か?
遠藤周作の代表作なので、これを観るに先立ち原作を拝読した。Kindleで初めての読書だ。読むのに日数がかかり、読了した頃にはほとんど上映が終はつてしまつてゐた(w
映画は原作通りの内容だつた。ただポルトガル人が英語を喋る違和感に耐へなければならない。トンデモ日本な描写はなく「本当に外国人監督が撮つたの?」といふぐらゐの時代劇映画になつてゐた。
トモギ村の切支丹信徒たちが海で磔にされる場面。満潮の波を浴びる塚本晋也さんたちを観て、俳優も楽ぢやないなあと思つた。
さういへば、キチジローはどうなつたのだらう。原作でも彼の最後はわからないんだよなあ・・・。
この作品に興味を持つた方へ。あらかじめマタイ伝ぐらゐは読んでおいた方がいいよ。